地区ガバナーL.伊勢豊彦のご挨拶の要旨>   2006.9.26

 地域とともに
 地域の人は、ライオンズクラブを理解しているだろうか。
 ライオンズクラブと言う社会(壁)をつくってはいないだろうか。例えば、庭があるとします。ここには鳥や虫たちが飛んで来てくれます。庭に何も着てくれなかったら大変淋しいものです。花も実を結ばないでしょう。垣根を作らず何時でも飛んで来てくれる環境をつくることを忘れてはいないだろうか。ここは自分たちだけのものだ、と知らないうちに縄張りを作ってはいないだろうか。
 21世紀に残したいものは、機械や物ではなく「地域の歴史や文化」ではないだろうか。昔は地域が人を育ててくれた。それが忘れられているので、おかしな社会になっているのではないでしょうか。世界の歴史や文化は学校で教えてくれるが、しかし小さな地域の文化・歴史は教えてくれない。我々ライオンズクラブの使命がそこにあるのではないだろうか。

 ライオンズクラブには明日があるか?
 このまま行くと2020年には、ライオンズクラブが崩壊してしまう。これはアメリカの調査で、1995〜2000年の5年間のデータに基づき専門家にお願いしてリサーチした報告である。あまりの内容なのでしばらく伏せられていたようです。このままではいけない。NPOの方が分かりやすいので人々はそちらに目を向けている。

 会員増強
 地域の人に理解されてないとなかなか入会してもらえない。私は地区年次大会も地域の人々の参加を求めてやりたいと考えている。中には反対の意見も聞くが、ぜひ地域の人々の参加を求めて実行したい。
 シニアークラブの設立、女性会員の勧誘など考えて会員増強を推し進めて行きたい。
 家族会員の制度が認められた。ご主人が会員だと、奥様が入会されると奥様の国際協会へ納める金額は半額となり、続いて息子さんが入会すると息子さんの分は4分の1ですむ。このような制度みたいです。

 退会者を防ぐためには
 退会する人に聞いてみると、自由に平等に話が出来ない。それで嫌になった、と言うことをよく聴きます。誰でもが自由に楽しく話し合える環境を作ることが大切だと思います。  (文責:小林 昶夫)