2月2日(金)第934回 2月第1例会(通常例会) 
今日の司会は計画出席委員長L.田中俊也により進められました。ライオンズの誓い朗読をL.八田が務めました。今日のお客様の金沢大学 血液分子生理学講座協力研究員 石丸和弘 様の紹介がありました。会長挨拶でL.岩木は「今日は大変良い天気になりました。続いてくれれば良いのですが予報では明日からまた寒くなるようです。インフルエンザが大変流行しておりますくれぐれも注意して下さい。今日は私の友人の石丸さんより『透析』についてお話をして貰います。」と話されました。→[全文表示]
LCIF1000ドル献金への感謝状と盾が送られてきているので第二副会長のL.黒田よりL.岩木へ手渡されました。
 またL.宮川が無事退院されたと言うので会長よりL.宮川へお見舞い金の贈呈がありました。L.宮川から御礼のことばと病状についての話がありました。「心不全となり、石川県中央病院へ三泊四日で入院しカテーテルをうけ、現在正常になっております。病名は『心房細動』と診断されました。」と話されました。
 楽しいランチタイムとなりました。
 ランチタイム後、今日のゲストの石丸さんより「血液浄化療法について」と題してパワーポイントを使ってのお話が始まりました。最初に自己紹介がありました。
 今日のお話の内容は
  1.血液浄化療法と糖尿病腎症について
  2.血液浄化療法の"質"
  3.血液浄化療法の課題
 に付いてです。
 ★1.血液浄化療法と糖尿病腎症について、「血液」「浄化」療法は、血液(体内)に蓄積した有害物質を体外循環技術を用いて浄化(除去)する治療法です。血液浄化療法は大きく分けて2つあります。1つは、腎臓の機能が悪くなり有害物質がたまる(腎不全)です。他の1つは特定の病気で有害物質がたまるものです。前者は透析療法です。後者はアフェレーシス療法です。 今日の話は、透析療法(腎代替え療法)についてです。
 腎臓は体を正常に保つ役割を持っております。腎臓の役割は、(イ)老廃物を追い出す(尿)、(ロ)血圧を調整する、(ハ)血液を作る司令塔、(ニ)体液量・イオンバランス調整、(ホ)強い骨を作る(ビタミンD)などです。
 これらの機能が低下(腎臓の機能不全 10%以下)すると腎代替療法を選択します。腎代替療法は主に次の3つです。血液透析、腹膜透析、腎移植です。それぞれに長所短所があります。圧倒的に外来血液透析(97%)が多いです。
 透析導入となる最大の原因は糖尿病性腎症で43.7%を占めています。他に慢性糸球体腎炎(16.9%)、高血圧による腎硬化症(14.2%)などです。
 糖尿病性腎症は病後期で急変する。糖尿病性腎症は1、2病期では腎機能の急激な低下は見られませんが、3病期(発症してから10〜15年、顕性腎症)より急速に低下します。(糖尿病性腎症の早期発見のマーカーとして、尿中のアルブミンが指標として広く認識されてきました。腎機能が保たれている病初期の治療が重要です)
 ★2.血液浄化療法の"質" についてお話します
 透析機械だけでは腎臓の役割は補完できません。透析の機械では「老廃物を追い出す」や「体液量・イオンバランス調整」は出来ますが、他の項目は注射薬・内服薬が必要です。薬の効果を誰がどのように判定し、治療に活かしているかが大切です。透析医学会認定専門医名簿が一般公開されている。(透析専門医現在 5,597名)専門医資格を持っていれば、その治療経験や最新情報を元に、適格な治療戦略を立てている。
 ★3.血液浄化療法の課題
  医療費 直近5年間で透析医療費は毎年薬250億円ずつ増加している。患者数は直近5年で4〜6000人/年のペースで増加している。年間一人当たり約500万円の医療費がかかります(自己負担は月1万円程度:地域により異なる)
  透析治療を続ける?続けない? 「透析はつらい」続ける?続けない?、●透析中の血圧低下、●気分悪化、●失神、●筋痙攣(つり)、痛み
  透析にならないための知識 が大切。腎臓や透析に関する知識をいつどうやって知るか。 色々な講習会に参加して知る。

 司会幹事、「何か先生に質問ありませんか?」質問なし、「色々と詳しいお話をありがとうございました。」
 L.山本へ会長より「マスターズセミナー終了証」を渡す。
 委員会報告☆姉妹交流接待委員会★夏季YCE受入予備調査。受入期間7月中旬〜8月中旬頃。ご希望の方は委員長または事務局までお知らせください。
 幹事報告☆承認事項★4月第1例会(観桜例会)日変更:4月6日(金)→13日(金)に変更になりました。場所は辻家庭園です。☆今後の予定が発表されました(TOPページ掲載につき略す)。
 テールツイスター活動となり代理でL.佐々木が務めました。出席状況報告と次回例会案内が計画出席委員長L.田中俊也より発表があり、『輝け ひかりライオンズクラブ』の歌の斉唱と続きました。最後に「また会う日まで」を歌い閉会ゴングとなりました。→[全文閉じる]

ライオンズの誓い L.八田

司会 計画出席委員長 L.田中俊也

今日のお客様 金沢大学
血液分子生理学講座協力研究員
石丸和弘 様

会長挨拶 会長 L.岩木

LCIF 1000$献金の感謝状と盾の贈呈

LCIF 1000$献金の盾 

会長より L.宮川へお見舞い金贈呈

お礼と病状について語る L.宮川

「血液浄化療法について」 石丸さま 

会 場 風 景 

お話の項目 

腎臓の役割 

腎代替療法は主に3つ 

透析となる主な原因は糖尿病 

糖尿病性腎症は病後期で急変 

熱心に聞くメンバー

透析機械だけでは補完出来ない 

透析スタッフが基準・経験により 

腎臓・透析の知識をどうして知るか 

ゲストスピーチの石丸さま

覚えていてほしいこと  

熱心に聞くメンバー

L.山本へ マスターズセミナー終了証

夏季YCE受入 姉妹交流委員長 L.北 義則

幹事報告 幹事 L.末政

テールツイスター活動 代理 L.佐々木

次回例会案内 計画出席委員長 L.田中